株式会社Groのりょうすけです。
鳶職は、自営業や請負、その他は会社員など会社によって雇われ方が異なります。
今回は請負や一人親方で働いている旦那を持つ女性の為に、確定申告や経費計上について是非やっておいてほしいことを紹介していきます!
請負や一人親方は主に旦那さんが現場に出て、妻が税金関連の帳簿を任されていることがあります。
旦那から帳簿を任されたけど何をしていいのか分からない・・・
これから請負の鳶職の彼と結婚する為にサポートできることは・・・
青色申告と白色申告の違いは何?・・・
現場から疲れて帰ってくる旦那の為に、帳簿付けなどを手伝いたいけど何をすればいいのか分からない方の為、今回は経費や節税、確定申告についてまとめました。
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請負の旦那の確定申告について
今回は、鳶職でも請負や一人親方などの確定申告のお話です。
会社に所属していても会社と請負契約をしている場合や、会社には所属せずに一人親方として働いている場合には、確定申告が必要になります。
ちなみに会社に所属して給料を貰っている場合は、ほとんどの会社が年末調整をしてくれるので確定申告の必要はありません。(個人的に控除を受けたい場合には確定申告が必要です。)
請負や一人親方は毎年2月~3月に確定申告が必要になりますが、前年度分の1月~12月分の売り上げや経費を帳簿付けする必要があります。
請負や一人親方は個人事業主と言い、個人事業主の所得の計算は以下のようになります。
*売り上げ-経費=所得
その為、経費の計上や控除をしっかり確定申告で行わないと売り上げ=所得になってしまい税金も上がってしまうのです。
しっかりと経費や控除を受け節税対策をしましょう。
おすすめ記事:鳶職の今後の将来性について個人事業主が本気で予想する!
経費になるもの
まずは経費に計上できるものをご紹介します。
・トラック代、車代
・ガソリン代、高速料金代
・通話代(通信代)
・作業着代
・その他仕事で使う作業用品
・接待費
・家賃、光熱費
・専従者給料(青色申告)
ひとつひとつ説明していきます。
まず、作業着や作業に関係するものならば完全経費に計上ができます。
接待費なども相手の名前を領収書や帳簿に記入することで経費になり、車代やガソリン代、通信費に関しては仕事で使ったものなら経費に計上できますが、私用車と同じ場合には按分(あんぶん)にて計算が必要です。
また自宅の一室を仕事用に使っているなら家賃も按分して経費に計上できます!
ちなみに専従者給料が経費になるのは青色申告のみです。
経費に計上する為には領収書は必ず必要なので、捨てないように注意しましょう!
*按分(あんぶん)とは・・・基準となる数量に比例して割る(仕事用と私用)ことをいいます。
☆奥様チェック
帳簿付けの為に、旦那にはお店から貰った領収書やレシートをしっかり受け取り毎日帳簿付けをするくせを付けましょう!毎日付けるのが面倒な場合は、1週間などでも大丈夫です。
1年分領収書と帳簿が溜まってしまうと帳簿付けに数日以上かかることもあるのでこまめに書きましょう。
領収書をいれる箱を用意しておくと便利です!
控除を受けれるもの
請負や一人親方の場合、国民年金や国民健康保険はご自身で加入が必要です。
その国民年金と国民健康保険の1月~12月分の支払いは、社会保険料控除に該当するのでしっかり保管しておきましょう。
また中小企業共済などに関しても1月~12月分が控除の対象になるので領収書などを必ず保管しておいてください。
また、妻が仕事を手伝っている場合は専従者給料を支払うことができます。
専従者給料を青色申告の場合経費として計上できますが、白色申告は経費として計上できません。
しかし事業専従者控除として控除することが可能です!
☆奥様チェック
国民年金、国民健康保険、中小企業共済の他にも、民間保険や確定拠出型年金などもあります。怪我のリスクなどにも備えて保険の見直しなども徹底しましょう!
国民年金や国民健康保険の領収書は捨ててしまいがちですが、1年間分しっかり保管しましょう!
帳簿付け
帳簿付けは青色申告か白色申告によってことなりますが、節税を考えると青色申告の一択です。
白色申告は簡単な帳簿でも大丈夫ですが、青色申告は複式簿記が必要になります。
青色申告を申請しよう
先ほども述べたように、青色申告に申請すると節税効果があります。
多くの事業所得の方は青色申告をしているので、今後とも事業を続ける場合には青色申告を申請しましょう!
ちなみに僕は個人事業主なので、自分で帳簿をつけて青色申告で確定申告をしています。
青色申告のメリットとデメリット
青色申告はほとんどがメリットです。
・65万円の控除が受けれる
・3年間赤字を繰り越しできる
・専従者給料が経費にできる
デメリットは
・複式簿記(複雑な帳簿)
となります。青色申告は何と言っても65万円の控除が受けれるということで節税効果は大きいです。
また複式簿記は最初は悩むことがありますが、複式簿記のセミナーなどを無料で行っていることもあります。
またパソコンで会計ソフトを使えば簡単に複式簿記が出来るので簿記に詳しくない方でも大丈夫です。
白色申告とは?…青色申告の複式簿記とは違って単式簿記という簡単な帳簿で可能です。
しかし控除される金額は10万円になるので節税には向いていません。
☆奥様チェック
節税効果は絶対青色申告です!自宅にパソコンがあれば複式簿記も簡単なので青色申告を受けましょう。
またfreeeなどの会計ソフトが初心者にはおすすめです。
実際に僕はfreeeを使って確定申告をしていて、案内に沿って記入していけば確定申告時に必要な書類が全て揃うのでかなり簡単に申告することができます。
無料で試すことができるので、騙されたと思って使ってみてください(笑)
最後にまとめ
今回は、請負や一人親方の為に確定申告の経費や青色申告と白色申告の違いについてお伝えしました。
節税効果を増やすにはしっかりと経費を計上し、青色申告を受けることをおすすめします。
また、経費や青色申告以外にもふるさと納税や確定拠出型年金を行うことで更なる節税効果が期待されます。
2月~3月の確定申告は税務署はとても混雑するので、なるべく余裕のある日に確定申告を行いましょう!
また最近では税務署まで足を運ばなくても、パソコンから確定申告を行えるのでそちらもおすすめです。
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